【タイヤといえば!】ブリヂストンの銘柄分析(5108)【高配当】

資産運用

こんにちは、ろこもこです!

高配当株投資をするにあたってこんな悩みをもつことないですか?

・この銘柄って高配当投資としてどうなの?ほかの人の意見も聞きたい
・銘柄分析ってどの項目をチェックすればいいの?
・そもそも銘柄分析って難しそう、面倒くさそう、時間がかかりそう…
・過去の配当利回りを参考に購入タイミングを検討したい

わたしも高配当株投資をはじめた時は同じ悩みをもっていました

このような悩みを放っておいたまま投資するのはとても危険!

なぜなら、適正価格がわからないので高値で買った直後に株価が下がり続けてしまう、
業績が良いのに暴落に巻き込まれて不安になり安値で売ってしまう可能性があるからです

大事なお金を投資するのだからそんな風にはなりたくないですよね?
(配当を出さなくなるなど、想定していたシナリオが崩れたときは損切しなければいけません)

そこで今回はブリヂストン【5108】について調べましたので、
悩み解決の参考にしていただければと思います

この記事を読むことで

・ブリヂストンの分析結果にふかみが増し、投資判断に自信がつく
・チェックすべき項目がわかり、自分でも優良銘柄をさがせるようになる
・銘柄分析の時間を30分以上へらし、空いた時間をすきなことに使える
・利回りの推移がわかり、株価が高いとき(利回りが低いとき)の投資をさけられる
※本文の表、グラフはクリックすることで拡大できます
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ブリヂストンの銘柄分析結果

結論からだしてしまうと、下記表の項目を分析した結果、
「収益性はかなり景気に敏感な印象 配当は増配傾向だが業績が悪い時は減配する場合あり 利回りがなるべく高い時を狙って買いたいと判断しました

ブリヂストンの投資判断

その理由を会社概要と銘柄分析の詳細をもとに説明します

ブリヂストンってどんな会社?

ブリヂストンのおもなビジネスであるタイヤ事業は以下の3つの事業がある

PS/LT事業

・乗用車、小型のトラック、バス用のタイヤ
総売上高にしめる割合は約54.3%(2022年3月期決算)

TB事業

・PS/LT事業に分類されないトラック、バス用のタイヤ
・総売上高にしめる割合は約25.1%(2022年3月期決算)

Specialties事業

・鉱山、建設車両や航空機、農業機械、二輪車用のタイヤ
・総売上高にしめる割合は約13.3%(2022年3月期決算)

海外での売上比率が約75%と高いのが特徴
世界シェアはミシュランに次ぐ第2位

決算月、配当権利確定月、配当支払い月はいつ?

それぞれ以下のように決められています

決算月:12月

配当権利確定月:中間配当と期末配当の年2回あり、中間配当は6月、期末配当は12月

配当支払い月:中間配当は3月、期末配当は9月

ブリヂストン 銘柄分析の詳細

わたしが銘柄分析のときに注目する項目は、「収益性」「財務の安全性・将来性」「配当性」の3つ

これらを総合的にみて投資対象として適切かを判断しています

それぞれの項目は、さらに2~3個の要素に分けられるので、ひとつずつ確認していきましょう

売上高(収益性)

「売上高」は企業が利益を計算するための源泉となる数値であり、増加傾向にあるかを確認します

2008年からの推移は下記グラフのとおり

ブリヂストンの売上高グラフ

2010年代前半と比較するとのびていますが、ほぼ横ばい

2020年はコロナショックの影響をうけたもの
2022年には初の売上高4兆円突破を達成しました

この勢いのまま堅調な成長に期待したいですね

営業利益率(収益性)

目安として、継続的に10%を超えているかを確認します

2010年からの推移は下記グラフのとおり

<営業利益率とは?>
営業利益率(%)=営業利益(円) ÷ 売上高(円) で算出でき、本業で稼ぐ力を表します

ブリヂストンの営業利益率

2020年はおおきく落ち込みながらも2021,2022年は悪くない水準まで回復

2020年はコロナウイルス感染拡大による経済停滞の影響をもろにうけていますね

その後2021、2022年は原材料高がおおきなトレンドでしたが
コロナショック前の水準にもどせています

コストアップ分をしっかりと製品価格に反映させることができている、
つまり、高くても買いたいとおもわれる商品を取り扱っているということなので
稼ぐ力がある会社と考えられます

EPS(収益性)

増加傾向にあるかを確認します

2010年からの推移は下記グラフのとおり

<EPSとは?>
EPS(円)=当期純利益(円) ÷ 発行済株式総数(株) で算出
一株当たりいくらの利益を出しているかを表し、配当金の原資になる重要な指標です
あの有名な投資家ウォーレンバフェットも重要視する指標のひとつ

ブリヂストンのEPS

コロナウイルス感染拡大期である2020年を除けばおおむね右肩上がり

2021年には最高値を更新
今後の推移に期待したいですね

自己資本比率(財務の安全性・将来性)

目安として、50%以上の水準を維持できているかを確認します

2008年からの推移は下記グラフのとおり

<自己資本比率とは?>
自己資本比率(%)=自己資本 (円) ÷ 総資本(他人資本+自己資本) (円) ×100 で算出

自己資本比率が高いということは「返済しなければいけない借金が少ない」と解釈でき、安定した経営を行っていると判断できます
ブリヂストンの自己資本比率グラフ
2013年以降は50%をこえる水準を維持
借入金はあるものの約4500億円の負債額にたいして
2兆円を超える内部留保があるので財務に問題はないでしょう

営業CF(財務の安全性・将来性)

営業CF(キャッシュフロー)は常にプラスを維持できているかを確認します

2008年からの推移は下記グラフのとおり

<営業CF(キャッシュフロー)とは?>
商品や材料を仕入れて製品やサービスを販売することで得た現金収支をあらわしたもの
つまり、本業でどれだけ現金の移動があったかをあらわします

プラスの場合は借入金の返済にあてたり、事業への投資、株主への利益還元をする余裕があり、将来性があると判断できます
マイナスが一時的なものであれば問題はありませんが、数年続くと事業を継続できなくなる危険性があります

ブリヂストンの営業CFグラフ

営業CFは2008年以降マイナスなし

資金繰りについても心配しなくても大丈夫そうです

フリーCF(財務の安全性・将来性)

フリーCF(キャッシュフロー)はプラスを維持できているかを確認します
(厳密にはその内訳が重要ですが、マイナス続きになっていないことは重要です)

2008年からの推移は下記グラフのとおり

<フリーCF(キャッシュフロー)とは?>
フリーCF(円)=営業CF(円) + 投資CF(円) で算出

投資CFは設備などに投資した場合にマイナスになります

マイナス分を営業CFから差し引いても手元資金がプラスであることは財務が安定、事業の将来性があると判断できます

ただし借入金の返済などのために設備を売却した場合は、投資CFがプラスになります

それによりフリーCFがプラスになっている場合は事業を縮小していると考えられるので、しっかりと内訳を確認することが大切です

ブリヂストンのFCFグラフ

2022年はここ10年で唯一のマイナス

撤退する事業の売却により1,157億のキャッシュアウトが発生したのが一つの要因
一時的な要因なのでそれほど気にする必要はないでしょう

一株当たり配当金成長性(配当性)

一株当たりの配当金が増配(もしくは現状維持)の傾向であるかを確認します

2010年からの推移は下記グラフのとおり

<一株当たりの配当金とは?>
その名のとおり、一株保有してるといくら配当金が支払われるかをあらわしたもの
のちに紹介する配当性向や配当利回りの計算にも使われます

ブリヂストンの一株配当グラフ

2020年はコロナウイルス感染拡大の影響で約31%の減配
しかし、翌年にはそれを上回る約55%の増配を記録

基本的には増配傾向ですが、景気によっては大幅な減配もあり得るので
集中投資はさけたいですね

配当性向(配当性)

配当性向が40%以上~60%以下であるかを確認します
(特に、60%越えが頻出していないかが重要です)

2010年からの推移は下記グラフのとおり

<配当性向とは?>
配当性向(%)=1株当たりの配当額(円) ÷ EPS(一株当たりの当期純利益) (円) × 100で算出

配当性向が高いことは利益を株主へ還元することに積極的であると判断できます
ただし、高すぎると事業の運営に悪影響がでてくるので注意
逆に低すぎると、事業で稼げていないから配当をだす余裕がない、なにかあった時のための貯金を増やしている、株主に利益を還元する意欲が低いなどが考えられます

ブリヂストンの配当性向グラフ

2020年は大幅な減配をしたにもかかわらず90%超え
それ以外の年は30~40%程度に落ち着いています

2023年8月時点では配当額は配当性向40%を目安にしているので
良くも悪くも業績次第の配当額になりそうです

配当利回り(配当性)

過去の配当利回りの最小、平均、最大からどれくらいの利回りが適正なのかを確認します
(特に最大と平均の水準がポイントです)

2009年からの推移は下記グラフのとおり

<配当利回りとは?>
配当利回り(%)=1株当たりの配当額(円) ÷ 株価(円) ×100 で算出
株価が安くなるもしくは、1株当たりの配当額が増えるほど利回りは高くなります

ブリヂストンの配当利回りグラフ

平均2.58%、最大3.93%

ここ数年は3%半ば~4%弱で推移
できるだけ4%付近になってから購入を検討したいですね

株価推移(2023年8月 時点)

2004年からの株価の推移は下記のとおり

ブリヂストンの株価チャート

 

※TradingView提供のチャートです

長期的にみれば上昇トレンド
直近の高値をこえてさらなる高値をのばせるか注目

最新の株価は下記リンクからどうぞ

5108 ブリヂストン 株価 Googleファイナンス

ブリヂストン特有の投資リスク

・よくも悪くもグローバル展開している点

地域ごとの売上比率は、米州51%、欧州・ロシア・中近東・インド・アフリカ22%、
日本14%、中国・アジア・大洋州が13%であり、
それぞれの地域における経済環境や需要環境などさまざまな形で業績に影響をうけます

・タイヤの主原料の天然ゴムが東南アジア諸国であり
政治的あるいは天候などによる収穫不良がおこる可能性があること

ブリヂストンの将来性

下記2点から、ブリヂストンに将来性はあると判断しています

・自動車の仕組み(エンジンから電気へ)は変わってもタイヤは必須であること

・先進国だけでなく発展途上国への展開もできていること

まとめ

ブリヂストン【5108】の銘柄分析、あらためて冒頭の表を見直すと以下のとおり

ブリヂストンの投資判断

景気に左右されやすいものの
グローバル展開できている点、今後も必要とされる製品をてがけている点から
長期的な成長は見込めるとおもいます

購入タイミングについては注意が必要で、利回り4%弱での購入を検討したい

ひとつの目安にしてみてはいかがでしょうか

一日でマスターできる!決算書の読み方をまなべる本2選

この記事を読んで、じぶんでも銘柄分析をできるようになりたい!でも、何から勉強したらいいか分からない…というかたにオススメの本を2冊紹介します

どちらもよく似た構成なので特徴を一つにまとめると

・図やイラストが豊富で読み進めやすく、途中で飽きにくい
・決算書の要点にしぼって解説しているから、短時間でしっかりまなべる
・誰もが知っている企業を例に解説しているから、イメージがつきやすい
わたしのように、2冊とも買っていろんな意見を取り入れるのも一つですが、
一冊だけ選ぶのであれば、企業を例にした解説がより詳細な
「100分でわかる!決算書「分析」超入門」が個人的にはオススメです

最後まで読んでいただき、ありがとうございます
この記事があなたの投資に役立てばうれしいです

それではまた!